THE男子会Episode 10【新連載第2弾も始まるよ!】

THE男子会Episode 10
【新連載第2弾も始まるよ!】

ラグジュアリーという概念について、改めて考えてみました。

「ラグジュアリー=贅沢品」というのが、日本語としては一般化しているのではないでしょうか?
ファッション用語としても「贅沢な」「豪華な」という意味で定義付けられているようです。
また車やヨット、宝飾や時計、酒類、化粧品などの高級ブランドビジネスにおいては、
そのブランドでしか味わえないオンリーワンの世界観を築くこと、作り手の主観を徹底的に磨き上げることにより、
顧客を熱狂させ、その世界観の中に閉じ込めて他と比較させないことが成功の要因とされています。
という大前提の元、“今の時代ならではのラグジュアリーという価値観”を、THE男子会メンバーが検証して行きます!

ー贅沢品だけがラグジュアリーじゃない!ー

仕事柄、数々のラグジュアリー・ブランドさんとお仕事をさせて頂いて来たTHE男子会メンバーたち。
私北原も何千万円もする車や時計、LVMHグループ、ケリンググループと錚々たるクライアントさんを担当して来ました。
それらラグジュアリー・ブランドに共通するのは、伝統と革新、最上級を求めるクラフツマンシップ、圧倒的な世界観の演出など、誰しもが憧れを抱くに値する価値を創造し続けている、ということでした。
だからこそ手に入れた時の満足感は最高潮ですし、使い続ける間ずっと豊かな気持ちが持続する。
この「豊かな気持ちが持続する」という部分が最も重要なのではないかと思うのです。
そういった観点から言うと、それってラグジュアリー・ブランドに限ったことではないのでは?
もっと身近にあるものでも、心が豊かになるものってあるよね?
これが新連載である“買えるラグジュアリー”のテーマなのです。
「値段が高い=ラグジュアリー」ではなく、「心を豊かにしてくれるもの=ラグジュアリー」という仮説を立て、これから様々な物事を
ご紹介して行きたいと思います。

ー家の中でも心を満たしてくれるモノー

初回となる今回は、THE男子会メンバーたちによる「ステイホーム」でのラグジュアリーをご紹介させて頂きました!
贅沢品は人に見せてなんぼ、という価値基準もありますが、それはつまり承認欲求が満たされるから。
これは決して悪いことではありませんし、ファッションにおける本質的な部分でもあると思います。
それがコロナ禍以降外出が減り、自粛がニュースタンダードになりました。
そうなると、おうち時間を豊かにしてくれるモノゴトに意識が向きます。
承認欲求は満たされないけど、抑圧されたマインドを少しでも満たしてくれるモノゴト。
そういった基準でまず北原がご紹介させて頂いたのが、洗濯洗剤とコンディショナー、ファブリックミストの3点セット。
TCSでもポップアップ開催中のVITAL MATERIALが展開する新ライン、SUBLIです。

思い切って高いお金を払って手に入れた洋服であれば、キチンとケアをして長持ちさせたいところ。
衣類のアンチエイジングがコンセプトのこちらは、化粧品にも使えるほど安全性が高く、人にも衣類にも自然にも優しい植物由来の厳選された原材料を使用。
つまり、「贅沢」ってこと!
ウールやシルクといった自宅での洗濯が難しい素材でも行けちゃいます(洗い方などはこちらをご参照ください)。

ー匂いフェチのサトシーノがチョイスしたのは?ー

Episode5の出張ワードローブでも“匂い”に関して語っていたサトシーノですが、今回も炸裂しています!
まずはピッティでお馴染みの、フィレンツェにある世界最古の薬局として有名なSanta Maria Novellaのローズウォーター。
フィレンツェに行ったことがある方は一度は購入したことがあるのでは?というほどの定番です。
化粧水として、ルームスプレーとして、ファブリックミストとして。
お気に入りの香りがもたらす高揚感やリラックス感は出張や旅にも最適ですね!

お次はこちらも定番中の定番、Diptyqueの“BAIES”。
3つ目はカルバン・クラインを代表するパフューム“ETERNITY”。
懐かしすぎる! と思った方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
こちらはサトシーノのボスであるFORZA STYLEの干場編集長が愛用しているとのこと。
正直意外でした(笑)。
今度お会いした際に、好きな理由を聞いてみたいと思います。

ー櫻井アニキはホントにオシャレですー

ファッションと同じくらいインテリア好きなアニキ。
こちらはベルギーのフラワーアーティスト、“DANIEL OST”の作品集です。
部屋に飾っててもオシャレですね!
肝心の中身は、それはそれは素晴らしい内容でした(忖度抜きに!)。
まさに“花の芸術家”、“花の彫刻家”の異名に相応しいとんでもない造形美が繰り広げられています。
おうち時間でゆっくりとこんな作品集を眺めながら、イマジネーションを膨らませる。
贅沢な時間です。
まさに今回のテーマに相応しいご提案、ありがとうございました!
早速私もamazonでポチります(笑)。

ー次回はラグジュアリーの頂点、エルメス!ー

初回となる“買えるラグジュアリー”はいかがだったでしょうか?
自分で企画しておいて何ですが、いろんな人の“ラグジュアリーの価値観”を見てみたい気がしました。
特に女性の(笑)。
ということで、次回はラグジュアリーを語る上で外せない存在、世界最高峰ブランド“エルメス”をフィーチャーします。
お楽しみに!

STAFF

Edit & Text by TETSUO KITAHARA