“長く着たい”と思えるのはこんな服 - ニットを追求した ROUTINE のものづくりに注目

ROUTINE 2024 Autumn Winter Collection

“長く着たい”と思えるのはこんな服 - ニットを追求した ROUTINE のものづくりに注目

ニット生地を使い様々なアイテムを生み出す〈ROUTINE〉を、コーディネートを交えてご紹介

新潟県五泉市の老舗ニット一貫工場「株式会社ナック」が設立したファクトリーブランド〈ROUTINE(ルーティン)〉から、今年も上質なニットウェアが登場した。ニットと言えばセーターやカーディガンが主流だが、〈ROUTINE〉の特徴は“ニットで何でも作れる”こと。素材を知り尽くしたファクトリーブランドならではの卓越した経験と技術力が凝縮した洋服作りで、着実にファンを増やしている。

本稿では2024年秋冬シーズンの最新コレクションである3種類のニットアイテムを、コーディネートを交えてご紹介。同ブランドの大人っぽい雰囲気を意識しながら、ポイントで外しを入れることでデイリーで合わせやすい装いを提案する。秋冬に活躍するカーディガンやセーターをお探しの方はコーディネートを参考にしながら、新しいニットウェアにチャレンジしてみてはいかがだろうか。

TATRAS 2024 Autumn Winter Campaign
ROUTINE オリバー・ジャケット オリバー・ジャケット ¥46,200 ROUTINE
ROUTINE オリバー・ジャケット オリバー・ジャケット ¥46,200 ROUTINE、ヴィンテージ・タートルネックセーター ¥29,700 ROUTINE、THE STRAIGHT JEAN TROUSERS ¥27,720(セール価格) TANAKA、1992 IN BLACK APPLE ¥22,000(セール価格) VIRON
まずは布帛(ふはく)テーラードジャケットのパターンをベースに作られたオリバー・ジャケット(46,200円)から。ジャケットとはいえ素材はウール100%のため、肌に馴染むようなフィット感があり、着用時のストレスは皆無。抜群のフィット感を実現するために、ジャケット特有の袖の立体感である前振りも再現する設計を採用し、人間の腕にフィットするパターンになっている。この徹底したこだわりも職人技を追求する〈ROUTINE〉の特徴だ。
コーディネートはジャケットの質感を生かしつつ、インナーにも同じく〈ROUTINE〉のタートルネックニットを使用。普段なじみのないニットオンニットも、ゲージが異なればまったく問題なく着用できる。パンツにはトップスのきっちり感を崩すようにライトブルーのデニムを使用し、キメすぎないように意識。足元もあえて相性抜群なローファーなどはやめて、無骨なブーツにすることで男らしさを演出した。裾は気分によってロールアップするのもおすすめだ。
ROUTINE カバーオール カバーオール ¥46,200 ROUTINE
ROUTINE カバーオール カバーオール ¥46,200 ROUTINE、Tucked Trouser - C/PE Geometric Jq. ¥19,800(セール価格) NEEDLES、SAMBA DECON ¥19,800 adidas
同系色のバイカラーが落ち着いた印象のカバーオール(46,200円)は、大人っぽさが漂う秋冬の装いに加えたい一着。無骨で男らしいデザインが多く、それに伴って頑丈な素材が使われがちなカバーオールも、〈ROUTINE〉が作れば真逆の一着に。羽織り物感覚で着られる軽やかで快適な着心地と、どこか優しい印象を与える仕上がりが特徴だ。
コーディネートは、カバーオールの柔らかい印象と色味を考慮して上下アースカラーで統一。パンツは大人っぽさを演出できる〈NEEDLES(ニードルズ)〉のジオメトリック柄のスラックス(19,800円)をチョイス。足元にはこういったコーディネートの外しとして定番化している〈adidas(アディダス)〉のSAMBA(19,800円)を合わせれば、秋冬らしいコーディネートが完成する。
ROUTINE カバーオール フルジップ・カーディガン ¥33,000 ROUTINE、HOLLEBECK ホールベック Tweed gunclub check ¥38,500 ORTELO、1978 ¥27,720(セール価格) CAMPER LAB
最後に紹介するのは、シンプルながら随所のディテールが目を引くフルジップ・カーディガン(33,000円)。上までジップを上げると顎上にかぶさるほど長い襟や、手の冷えを緩和する袖口のサムホール仕上げといった“ウインター仕様”の作りが嬉しい。全体的にタイトな作りながら窮屈さはなく、非常に着心地が良いこともポイント。今の季節はこれ一枚で、冬にはインナーとして活躍すること間違いなしの一着だ。
コーディネートは、王道の合わせであるニット×スラックスを商品自体が持つポップさで崩した変化球キレイ目スタイル。パンツはディテールの際立つトップスに負けないように〈ORTELO(オルテロ)〉のガンクラブチェックスラックス(38,500円)をセレクトした。ニット自体は裾が長いと野暮ったく見えてしまうが、こちらの商品はやや短丈のため今風のシルエットに簡単に仕上がるはず。
シューズは少し変化が加わる〈CAMPER LAB(カンペール ラボ)〉のローファー(27,720円)を。ライトベージュの淡い色味と通常のローファーよりもボリューミーなシルエットを持つ一足を合わせれば、カッチリとした全身に対して絶妙な外しになる。さらに遊び心を加えたければ、靴下は赤などの暖色系を合わせても。