【24年秋冬新作】引き算の美学が光る CFCL メンズコレクション
〈CFCL(シーエフシーエル)〉から2024年秋冬コレクションの最新アイテムが到着した。
〈CFCL〉は、〈ISSEY MIYAKE MEN(イッセイ ミヤケ メン)〉のデザイナーを務めていた高橋悠介氏が2020年に設立。Clothing for Contemporary Life(現代生活のための衣服)というコンセプトの頭文字をブランド名にした〈CFCL〉は、裁断を必要とせず、ゴミをほとんど出さないコンピュータープログラミングニットを駆使するという斬新な製法と独創的なデザインで瞬く間に注目を集めた。また、2022年にはアメリカ・ペンシルバニア州に拠点を置くNPO団体「Bラボ」が行っている国際認証制度 "Certified B Corporations(Bコープ)" を日本のファッションブランドとして初めて取得。かつてないほどサステナブルなブランドとしても年々注目を集めている(CFCLのヒストリーや詳しい特徴についてはこちらをチェック)。
待望の2024年秋冬シーズンのテーマは "Cadence(韻律)" 。目覚めから夜まで、あるいは平日から休日まで、どんな時間にも寄り添える控えめなエレガンスに着目したコレクションが完成した。本稿ではメンズのLOOKとともに、最新アイテムをご紹介する(ウィメンズはこちらの記事から)。
ブランドの原点に立ち返り、暮らしの中の道具としての服を提案するにはどうするべきかを考えたという2024年秋冬シーズン。〈CFCL〉は過去のシーズンにおいてもニットに特化したミニマルなコレクションを展開してきたが、今季はこれまで以上に実用性を重視し、要素を加えるのではなく削ぎ落とす方向性が採用された。その結果完成したのが、オンとオフの境界線をなくす上質なデイリーウェア。得意とするコンピュータープログラミングニットのテクノロジーを使いながら、自宅や職場など、シーンを問わず心地よく過ごすことのできる衣服がラインナップする。
シーズン開始と同時に入荷した最新アイテムは、秋のクリーンな装いにぴったりなデザインが揃う。丸みのあるボリューミーなシルエットが特徴のボンバージャケット(107,800円)は、本来はタフなミリタリーウェアを洗練された佇まいにアップデート。素材にテクスチャー感のあるピンタック編みを全面に施すことで柔らかさと張り感を与え、〈CFCL〉らしい静かな存在感を放つ逸品が完成した。
一方、リブテーラードジャケット(77,000円)とノーカラーオフセットジャケット(81,400円)は、大人の通勤用アイテムとしてもおすすめ。パターンの切り替えやステッチを最小限に抑えたソリッドでミニマルなデザインが、着用シーンを問わず上質な品格を演出する。
フラップ付きのポケットが程よくカジュアルなリブシャツ(69,300円)は、秋はアウターとして、冬はインナーとして長く活躍。大人の余裕を感じさせる絶妙なリラックスシルエットなので、ただ羽織るだけでこなれた着こなしができる。
また、今季はメンズのパンツも入荷した。前後にセンタークリースが施されたリブストレートパンツ(68,200円)は、過剰なディテールを排除したミニマルなルックスが特徴。品のある見た目ながら、ストレッチ性に富んだ快適な履き心地と、着脱のしやすい紐付きのゴムウエスト仕様という点も嬉しい。
なお、本稿で紹介しているアイテムはすべて洗濯機洗いが可能。モード的なデザインからは想像もできないほどユーザー想いな一面も〈CFCL〉ならではだ。
〈CFCL〉2024年秋冬コレクションは、ウールとカシミアを除くすべてのアイテムにGRSおよびRCS認証の再生素材を使用。アパレルブランドとしてトップクラスのレベルでSDGsに配慮した、サステナブルなアイテムである点も大きな魅力だ。
〈CFCL〉2024年秋冬コレクションは、ウールとカシミアを除くすべてのアイテムにGRSおよびRCS認証の再生素材を使用。アパレルブランドとしてトップクラスのレベルでSDGsに配慮した、サステナブルなアイテムである点も大きな魅力だ。
〈CFCL〉メンズコレクション
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