"Like Father" "Work and Play"というキャッチーなコンセプトのもとに現代的なワークウェアを作る〈ボーイズ イン トイランド〉は、1970～80年代の企業系ワークウェアからインスパイアされたデザインと作りの良さが特徴だ。ファーストコレクションではベンディングマシン（鉄板などに圧力をかけて曲げ加工をする機械）を扱う業者や技術職の職人たちと、彼らが業務中に着用するワークウェアをイメージしたコレクションを展開。専門性がありながらデイリーウェアとしても着られるデザインが、新しい何かを探す若者はもちろん、ファッション関係者からも注目を集めた。

ワークウェアを得意とする多くのブランドと〈ボーイズ イン トイランド〉の違いは、仕事着ならではのリアリティに良い意味での野暮ったさを溶け込ませたことだろう。洋服自体はヴィンテージのアーカイブを参考にしながら、シルエットや細かい仕様はあくまでも現代的にアレンジ。"Like Father"のコンセプトには「ある時は"父"のように、またある時は"子"のように」という意味と、「父から子へ」というテーマが込められている。父と子の間にある世代間の距離を感じさせない普遍的なデザインと遊び心が、10代の若者から40代の大人までをも巻き込んでファンを増やしている理由と言っていいだろう。

〈Boys in Toyland〉最新コレクションを見る

これからの季節に最適なTシャツは、年齢や性別に関係なく誰もが気軽に着られるベーシックなものをチョイスしたい。シングルステッチ仕様の丸胴ボディは、ボディ脇の縫い目がないため見た目以上にタフ。それぞれ左胸にはポップで可愛らしい太陽の刺繍やラバー素材のワッペン、そして同ブランドを象徴するアイコニックなスモールワッペンロゴを配置し、本格的な夏の日をどこまでも楽しくしてくれる。

〈Boys in Toyland〉最新コレクションを見る

ややゆったりとしたシルエットのボタンダウンチェックシャツは、明るい日差しに負けないブライトイエローカラーを。同じくゆとりのあるサイズ感が嬉しいベーシックなポロシャツもこの夏見逃せない定番アイテム。ごくスタンダードなデザインにアイコニックなロゴワッペンとボディ脇のピスネームをプラスした遊び心のあるデザインが〈ボーイズ イン トイランド〉らしい。

〈Boys in Toyland〉最新コレクションを見る

〈ボーイズ イン トイランド〉をもっとも体現するアイテムであるワークジャケットは、襟元にコーデュロイを使ったBOYS WORK JACKETと、撥水加工のナイロン生地で作られたSUNSHINE ENERGY JACKETをチェック。
ヴィンテージの作業着から着想を得たBOYS WORK JACKETは、ミリタリーテイストの大きなポケットで利便性を向上。左胸の小さなアイコンと背面の大きなワッペンがカジュアル感を増幅させており、ワークウェアらしいこなれた雰囲気に。ダブルポケット仕様のSUNSHINE ENERGY JACKETは、左胸にSUNSHINE ENERGYのネームを入れることでユニセックスさをプラス。ボディのナイロン素材は撥水加工が施されているので、雨の日のアウターとしても活躍する。

古き良きワークテイストにユースカルチャーの純真さを盛り込んだ〈ボーイズ イン トイランド〉は、本稿で紹介した以外のアイテムも多数ラインナップ。最新コレクションは以下リンクからチェックしよう。

〈Boys in Toyland〉最新コレクションを見る