THE男子会Episode 11【日常使いでこそ真価を発揮する、それがエルメス! 】

THE男子会Episode 11
【日常使いでこそ真価を発揮する、それがエルメス! 】

伝統と進化を体現し続けるのがラグジュアリー・ブランド

“今の時代ならではのラグジュアリーという価値観”を検証する新連載「買えるラグジュアリー」。
前回はおうち時間で心を豊かにしてくれるモノ、というテーマでお送りしました。
今回はというと、タイトルにある通り、ラグジュアリー・ブランドの最高峰“エルメス”です。
前回との落差が激しいですが、やはり最高峰を知る事で“豊かさ”の定義付けにも説得力が出るというもの。
と言いながら自分では所有しておりませんが(涙)、エルメス愛好家であるふたりのリコメンドを軸にお届け致します!

ー自他共に認めるエルメス愛好家の櫻井賢之と中本智士ー

冒頭での記述の通り、エルメスをひとつも所有していない北原。
対して櫻井、サトシーノの両名はTHE男子会Episode 5での出張ワードローブでもいくつかご紹介頂きました。
つまり、ワードローブとして日常使いをしているという事になります。
ここがポイント。
ラグジュアリー・ブランドだからといって特別扱いはしていません。
日常(主に仕事)を共にする事で、自分に自信が持てたり、モチベーションが上がったり、何より豊かな気持ちになれる。
つまり、物質的なモノとしての価値以上の“豊かさ”を提供してくれるのが“ラグジュアリーの価値”なのではないでしょうか?

ー近年再評価が爆上がりの“マルジェラ時代のエルメス”ー

マルタン マルジェラ。
メゾン マルタン マルジェラのファウンダーにして(2008年に退任)、稀代のファッション・デザイナーである事は皆さんご存知の通り。
彼の斬新なクリエイションが世界中に与えたインパクトは計り知れませんが、今でも全く色あせる事はありませんね!
そしてマルジェラは1997年から2003年までの間、エルメスのレディースのデザイナーも兼任していました。
櫻井アニキが特に注目しているのがこの時代のモノ。
ベルギーのアントワープにあるモード美術館で開催された「Margiela : Les Années Hermès(「マルジェラ・エルメス時代」展)」にまで足を運んじゃってますからね!
その探究心、恐れ入ります。
ちなみにこのエキシビジョンは大好評で、その後パリの装飾芸術美術館(MAD)でも開催されました。
いやしかし、ここでのアニキは珍しいくらいに語りまくってくれましたが、尺の都合上かなりカットされてしまいました。
スミマセン!

ー時代を超越した名品の数々ー

ベーシックでありながら唯一無二の存在感を放つ名作がエルメスにはたくさんありますが、サトシーノのチョイスはまさに。
普遍的で、合わせやすく、使い勝手も良く、ワードローブに最適です。
対するアニキはもう少し攻めたチョイスが多い印象ですが、何と言っても合計200点くらい持っているというマニアっぷり!
惚れ込んでいるのがよーくわかるエピソードです。
そんなふたりが持参してくれたアイテムの中で、北原が気になったのがバングル、カードケース、ベルトの3点。
チラッと見えた時に自分を格上げしてくれそうなアイテム、というのがポイントになります。
あとは当連載のテーマである「買える」、つまり比較的買いやすい価格帯(笑)。

ー次回はみんな大好きクロムハーツ!ー

THE男子会目線でのエルメスはいかがでしたか?
次回はストリートからラグジュアリー・ブランドへと駆け上がったクロムハーツです。
サトシーノがホストとして40代のクロムハーツ論を語ってくれますので、どうぞお楽しみに!

STAFF

Edit & Text by TETSUO KITAHARA