THE男子会Episode 14【ラグジュアリーな素材とは?】

THE男子会Episode 14【ラグジュアリーな素材とは?】

MADE IN JAPANプロダクトの凄さを再発見!

“買えるラグジュアリー”連載も第4回目を迎えることとなりました。
エルメス(https://tatrasconceptstore.com/movie/detail/238)や
クロムハーツ(https://tatrasconceptstore.com/movie/detail/253)と分かりやすいテーマが続きましたが、「買えるモノが少ないじゃん!」という反省を踏まえ、
今回は分かりやすいブランドかどうかは関係なく“ラグジュアリーだと思う素材”にフィーチャー。
結果として、何の申し合わせもなかったにも関わらず、3人とも日本ブランドが中心のラインナップ。
改めて、日本の技術力は凄いのだと実感しました。

ープロの目線はひと味違いますー

初心に立ち返って、THE男子会におけるラグジュアリーの定義は“心を豊かにしてくれるモノやコト”です。
それが最も顕著に現れるのが、ラグジュアリー・ブランドと呼ばれる部類。
ファッション、時計や宝飾、乗り物、ホテル、etc……それらを手に入れる、身につける、体験する喜びや満足は絶大です。
とは言え今の時代、価値基準は人それぞれ。
ファッションアイテムにおいて高い満足感を得られるという視点で捉えると、“素材”が大きなウエイトを占めます。
分かりやすいところで言えばダイヤモンド、プラチナ、18金、シルク、カシミアなどなど。
今回3人が提案するのは果たして?

ーカシミア混のリラックスアイテムー

カシミアはよく「繊維の宝石」と言われます。
それほどに生産量が少なく、希少性のある素材です。
ウィキペディアを見ると「カシミアヤギは、寒暖の厳しい環境の下で生きているために、表面は粗毛で覆われており、その下に柔毛が密生している。この柔毛を春の毛の生え変わりのときに拾い集めるか、櫛で梳いて集めたもので、手間がかかり、1頭から150g-250gしか取れず、セーターを作るにはヤギ約4頭分の毛が必要となる。これらの生産量の少なさから、高価となる」とあります。
とにかく柔らかく、軽く、上品な光沢感もあり、見た目も肌触りも最高級!
エルメスの回で櫻井アニキがチェスターコートを紹介してくれましたが、カシミア100%ともなるとプライスもハンパじゃありません。
そこで今回紹介してくれたのが、「CABaN」の定番であるスエットのセットアップ。
こちらはカシミア10%、コットン59%、ポリエステル31%という配合ですが、肉厚感と程良い重量感、上品な素材感のバランスが秀逸!
デイリーユースができて洗濯機で洗える、非常に満足度の高いアイテムだと思います。

 
 

ー北陸は世界的な合繊の産地ー

サトシーノが紹介してくれたのは“ナイロン”です。
元々は高価なシルクなどの天然素材のタッチを再現したり、極細だけど強度の高い糸が作れたり、加工によって様々な機能を付与させられるなど、コストパフォーマンスを追求したのが合成繊維。
つまり「希少価値のあるラグジュアリーな素材」とは逆のベクトル。
その概念を覆したのが「PRADA」であり、「TATRAS」をはじめとしたハイエンドなアウターに強いブランドではないでしょうか?
そんな“高級感”を醸し出す特殊なナイロンを多く開発するメーカーを代表して、動画内では「KAJIF」をご紹介しています。
北陸地方にはKAJIFさんはじめ、世界的に見てもハイエンドな合繊のメーカーやブランドが多数あるのです。
サトシーノはレザーと同じくらいナイロンが好きと言っていましたが、北原も大好きな素材です!

 
 

ー夏に最適! 高機能天然繊維の紙糸ー

最後に北原が紹介するのは、吸湿速乾性に優れ、軽量ドライタッチで汗ばむ夏に威力を発揮する“紙糸素材”です。
Episode5では紙糸のソックスを紹介していますが、今回は「UNDERSON UNDERSON」というブランドのシャツを持参しました。
非常にお手頃プライスで、コットンともリネンとも違う独特の光沢ある質感、そして何よりその優れた機能性は病みつきになるほど。
もちろん高級感や着心地ではシルクのシャツなどには敵いませんが(笑)、櫻井アニキが紹介してくれたカシミア混のスエット同様、気を使うことなくデイリーユースでガンガン使えるところも魅力。
この素材も日本の優れた技術の結晶であり、結果として3人とも日本のモノ作りをフィーチャーする形となりました。

 
 

ー本日最高ランクの素材は果たして!?ー

話変わって、“買えるラグジュアリー”の撮影に使わせていただいている“パーレセゾン(https://parlessaisons.com/)”は、普段は会員制の高級フレンチ。
実はステイホームでも最高級の食事を楽しんで頂けるよう、テイクアウトメニューもあるのです。
この日は朝から撮影でお腹ペコペコということもあり、以前からメンバー全員が気になっていた“和牛フィレシャトーブリアンとトリュフのカツサンド”を遂に食すことに!
松石シェフに無理言ってお皿に盛り付けてもらいました。
お値段なんと、1名分で¥4,500(税込)!
ま、普通に希少部位であるシャトーブリアンのステーキを食べると思えばむしろお手頃とも言えますね。
肝心の味はと言うと、トリュフの香りが衣で閉じた肉の旨みを引き立て、それはそれは昇天するほどの美味しさでした。
今回は“ラグジュアリーな素材”というテーマでしたが、最後の最後に「これぞラグジュアリーな素材」であるシャトーブリアン&トリュフで締める、というオチになりました(笑)。
そしてお支払いは男気ジャンケン!果たして勝者は!?

STAFF

Edit & Text by TETSUO KITAHARA