3つのキーワードから見る〈アキラナカ〉の最新コレクション

今季〈AKIRANAKA(アキラナカ)〉がインスピレーションとしたのは、ブラジル人建築家のオスカー・ニーマイヤーの作品たち。中でもこれまで氏が手掛けてきた、世界遺産に指定されている未来都市ブラジリアの主要建築物をはじめとする、ブラジル各地に建てられた偉大な建築の数々にフォーカスしています。コレクションを紐解く3つのポイントとともに、TATRAS CONCEPT STOREがイチオシのアイテムをピックアップしました。

1. 有機的な曲線を生かしたシルエット

オスカー・ニーマイヤー建築の特徴としてまず挙げられるのが、有機的な曲線。稜線や海岸線といったブラジルの大きな自然と女性の身体の柔らかなライン、この2つのカーブを融合させて建築的にアプローチしたと言われています。

コレクションでは、ダイナミックな曲線がカッティングやシルエットで表現されています。たとえばこちらのチェック柄のトレンチコート。トレンチの前たての部分にあしらわれたカーブラインがオスカー・ニーマイヤーの作品を連想させます。
ノーカラーなのでハイゲージのタートルネックやスカーフが首もとアクセントになり、秋冬コーデの幅を広げてくれるのもポイント。定番のトレンチとは一味違うユニークなデザインは、セカンドコートとしてオススメです。

2. 新鮮なシルエットを作る、バランスの妙

続いての特徴が“重量感の変容"と定義される視覚的アプローチ。天地をひっくり返したようなデザインなどの“ちょっと違和感”を感じさせるようなバランス感が建築でも取り入れられています。

コレクションではこの特徴が柔らかな素材を立体的なシルエットに仕立てることで表現されています。シアリングのような風合いのコートは、カーブした袖のフォルムがまさに柔らかで立体的。コクーンのような大きめのシルエットに、細いレザーのベルトがアクセントを奏でます。

ドロップショルダーが印象的なカーディガンはウエストをドローストリングで調整可能。ボリュームのあるシルエットをそのまま楽しんだり、絞ってメリハリのあるシルエットにしたりして着用できます。前身頃はニット素材ですが、後ろ身頃は中綿のパデッドを肌触りのいいサテンで切り替えて、前後でまったく異なる表情になるのも魅力です。

3. ブラジルを美しく彩る、豊かな色彩感覚

最後に特筆すべきが色彩感覚。原色でペイントされた巨大なビルや原色同士をぶつけた建築は、ブラジルを陽気に包み込む豊かな光を色彩として建築に取り入れたと言われています。

ニットワンピースは歩いた時に裾が柔らかくなびくシンプルでエレガントなシルエット。袖口にハンドニットであしらわれているのはカラチという7色のガラスビーズの糸。手首を彩るラグジュアリーなディテールが優雅な仕草を演出してくれます。デイリーだけでなく、ちょっとしたお出かけにもオススメの1着です。

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Text:Tomomi Hata