H.I.P. MAG CHALLENGE A DAY VOL.4 KYONOSUKE/バスケットボール選手

目まぐるしく変化し続けるこの世界で、挑戦を楽しんでいる人たちがいる。
彼らは敢えてオフロードを選んで走り、障害物があればその飛び越え方で悩むことさえ楽しんでいるように見える。
H.I.P. by SOLIDOが持つ『タフな環境下でも快適さと自由さを兼ね備えた“Contemporary Work Wear”』としてのアイデンティティと共鳴する人たちに聞いた、挑戦し続けるクリエイティブ・ワーカーの人生観。

「まだ誰もしていないことを。
新しい世界を広げていくことが自分のモチベーション」

「俺はここに挑戦します!」2020年6月9日、寺嶋恭之介が青森ワッツへの所属を自身 のTwitterで発表した。日本プロバスケットボールリーグ、通称Bリーグに、28歳という年齢で契約した選手はこれまでいない。そのプロに至るまでの有意義な寄り道が、彼のバスケットボールプレーヤーとしてのキャリアを、とてもユニークなものにしている。

小学4年生でバスケットボールを始め、高校は強豪の北陸高校(福井)へ進学。副主将としてチームをインターハイ3位へ導く。そんなエリート街道を走ってきた彼は、国士舘大学でプレーしていた大学時代にバスケットボールを引退した。

「挫折ですよね。自分はこれ以上もう上手くなれないと思ったんです。バスケはやらないと決めて、2年近くボールも全く触らないままバーで働いたりしていました。でも、ある日公園で友だちとスケボーをしていたら、隣に面白いバスケをしている外国人たちが居たんです。試合をして気がついたら、見たこともないトリックでボコボコにされていました」。

ストリートの洗礼。忘れていた気持ちが蘇った。競技バスケに青春時代を捧げるも一度は夢敗れた彼の人生がこの日を境に大きく動き出す。

「悔しさを感じなくなってバスケをやめたはずの自分が、再び悔しい気持ちを思い出したんですよ。ストリートボールの世界は、なにもかもが輝いて見えました。時にはトリックプレーで相手を挑発したりしながら個性とプレースタイルで魅せる。まさに自分自身の生き様を表現しているような感覚です。僕にはこれしかない。自分は絶対に日本で一番ドリブルが上手い選手になってやろうと思いました」。

ストリートコートに誤魔化しは通用しない。否が応にも、どんな人間であるかが問われる。学生時代にシューターとしての活躍をチームに求められ常に制限されていた彼の秘めたる才能が爆発した。自分の理想とするバスケと向き合う中で卓越したドリブルスキルが開花すると、ストリートボールリーグ「SOMECITY」の看板選手”KYONOSUKE”の名が知れ渡るまでそう時間はかからなかった。しかし、それもまだ通過点に過ぎない。

「ストリートで数年やって日本一も取って、自分のスタイルを確立した後に思い浮かんだのは、次のステージ“プロへの挑戦”でした。新しい世界に飛び込んで自分の世界を広げていくことが僕のモチベーション。もっと上手くなりたかったし、何より、自分がストリートの代表としてプロに挑戦する姿を皆に見てほしかったんです」。

その言葉の通り、現在彼は、オリンピック競技の3X3のチーム、地元の八戸ダイム、そして5人制バスケットボールのプロリーグ、Bリーグの青森ワッツに所属している。プロとストリートの架け橋として、日本のバスケットボールシーンを沸かせる存在となった。

「日本のプロ選手はストリートを敬遠するし、ストリートボーラーはプロの世界に目を向けないことがほとんどです。でもニューヨークでは、オフシーズンに現役NBA選手がストリートのプレイグラウンドでローカルたちと本気でやり合ったりする文化が日常にあるんですよね。だから僕は今でもストリートで1on1を続けています」。

ストリートとプロ。両方の世界を経験している彼にだけ見える景色、伝えられるメッセージがある。

「次の世代の若い子たちには、周りの目を気にせずに自由にやってもらいたいですよ。外から何を言われても、自分がカッコいいと思うことを信じてやり続けた方がいい。ありのままの自分で挑戦しないと、結局どこかで崩れてしまいますから。僕は、なんでも助言だと思って耳は傾けますが、否定されても止まったことはありません。だからプロには必要ない技だって言われてもドリブルは磨き続けます。自分のスタイルを持ったプレイヤーがどんどん増えて欲しい。そういう選手がプロの世界でも上にいけるっていう姿を先頭に立って見せていく。そんな存在でありたいですね」。

寺嶋恭之介さん着用ウェア

LEADER BIKESコラボレーション企画で誕生したフーデットジャケットです。片手でフード・裾のサイズ調節が可能なアジャスターを採用しました。バックポケットにあしらわれたロゴはリフレクター仕様になっており、デザインのアクセントとなっています。
同素材で作られたショートパンツもご用意、フロントに5つのポケットを配し、バッグレスで用途に合わせて様々なものを収納可能です。
また、ジャケットと同様にパッカブル仕様で持ち運びにも便利です。

Information

KYONOSUKE公式SNSアカウント

@kyonosuke91

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Producer / Art Director: SEE BY

Photographer: Yohji Uchida

Editor: Alex Shu Nissen