Cactus Culture Club × SLAVE OF PLANTS

ファッションのプロが続々と“植”中毒に!?

アガベやコーデックス、ビカクシダにブロメリア…ここ数年、ファッション業界人の中でもとりわけ感度が高い方達からよく耳にするフレーズです。
その正体は、ズバリ多肉植物をはじめとした珍奇な植物たち!!
なんとな~く「カッコいいな」くらいに気にはなっていたものの未だ手を出せずにいた矢先のこと。
そのまさにファッション業界人たちによって、PLANTS LOVERを増やすべく面白い取り組みが始まっているとの情報が!

Cactus Culture Club SLAVE OF PLANTS

面白いモノを見つけてカルチャーに昇華させたら世界一の日本

植物をカルチャーとして捉える。モノ凄い発想です(笑)。
聞けばこのムーブメントの発祥はここ日本とのこと。
そしてその捉え方はただの植物ではなく、その特異な造形も相まってもはやアートの領域にあるのだと感じます。

今回ご紹介させて頂くのは、植物との生活をより楽しむ為の様々な“プランツライフ”アイテムを展開する“Cactus Culture Club”さんと、“植物の奴隷”を増やすべく世田谷は豪徳寺に珍奇な植物を主とした店舗を構える“SLAVE OF PLANTS”さん。
この両“植中毒”者によるポップアップを、TCS店舗にて開催させて頂く事になりました。

という事で、早速取材に。
指定の場所はなんと、SLAVE OF PLANTSを主宰する池上さんのご自宅。
リアルな植中毒ライフを垣間見れるチャンスです。
世田谷の閑静な住宅地の中、家の中がこんな事になっているとは誰も想像だにしない事は間違いありません(笑)。
いや〜スゴかった!

向かって右がデザイナーでCactus Culture Club主宰の大原さん、中央がパタンナーでSLAVE OF PLANTS主宰の池上さん。

北原:スゴいご自宅ですね! 大量の植物と爬虫類が(笑)

池上:実は今事務所を移転中でして、一部自宅に避難中なのでこんな事になっています(笑)

北原:池上さんは本業がパタンナーとの事ですが、この光景を見るとすっかり本業になってしまっているのかと勘繰りたくなります。どういった経緯で今に至るのですか?

池上:実は今に至るまで全く趣味というものがなかったのですが、ある時友人からこういった珍奇な植物を見せてもらい、衝撃を受け、一気にのめり込んでしまいました。その3ヶ月後となる2018年9月には、自社の別事業としてSLAVE OF PLANTS(ショップ)をスタートさせたというのが経緯となります。

北原:情熱が一気に沸点に達したのがよく分かるエピソードですね(笑)やっぱりお二人のようなコアなマニアは男性に多いですか?

池上:何万円も何十万円もするようなレアなモノを男っぽい鉢に入れるっていうムーブメントが始まりなので、圧倒的に男性でしたが、最近はレアとかじゃなくて造形がカワイイといった理由で女性ファンもかなり増えて来ています。

北原:そうなんですね。ところでSLAVE OF PLANTSで取り扱っている植物は基本的に多肉植物になるんですか?

池上:多肉がメインですが、それ以外にも面白いな、カッコいいな、カワイイな、という基準で選んでいます。

北原:ファッション業界人ならではの視点ですね。

北原:SLAVE OF PLANTSは今後どのように展開していく予定ですか?

池上:オフィスの移転先が広い土地付きの物件なので、そこそこの大きさの温室を作るんです。現在は輸入や国内の生産者さんからの仕入れが大半なのですが、温室が出来たら種から栽培、つまり生産もして行く予定です。

北原:どっぷりですね〜(笑)だいたい売り物になるまでにどれくらいかかるものですか?

池上:モノにもよりますが、早くて3年といったところでしょうか。

北原:ファッションビジネスの世界からすると気が遠くなる話です。初心者がうまく育てるポイントは何ですか?

池上:やっぱり日本と自生地の環境が全く違うので、まずは環境作りですね。暖かい時期に成長する植物は、春から秋にかけては外が良いです。日光も浴びて、風にも当たって。難しいのは冬ですね。ハウスがない場合は、室内で、なるべく陽が当たる窓際がベターです。あと夏も要注意で、日本の真夏は自生地より暑くなることもあるので、水をあげ過ぎちゃうと鉢の中が60℃とかになるんです。それで沸騰したような状態になって蒸れて根が腐ったり。

大原:失敗するパターンの90%くらいは水のあげ過ぎだと思います。

北原:そうなんですね~。タフな植物だと思っていましたが、しっかり面倒見ないとですね!

池上:手間がかかるのも楽しみながら、花が咲いた時は一番嬉しい瞬間です。

北原:生産者側としての産みの苦しみはありますか?

池上:海外からだと根がカットされて輸入されるんです。それを発根させるのですが、根が出なかったり、日本の環境に馴染めず腐ってしまったり。なので1年目の冬にダメになってしまう事も多々あります。

大原:種類によっては発根率が30%とかのもあるよね。

池上:ありますねー。だからこそレア度が高くなってプライスも高くなったり。

北原:なるほどー。ハマった人は大変ですね(笑)

大原:形にこだわり出すともう大変です(笑)

池上:太くて枝が短い、ゴツっとした塊に見えるものが人気なのですが、同じ種類、同じサイズでも倍以上値段が違って来たり。

大原:でもみんな高い方を欲しがるという。

北原:恐ろしい世界ですね(笑)。ファッション業界人や美容業界の方々がハマる理由が何となく分かって来ました。

池上:まず種類で、次に形を重視される方が多いですね。

発根しなかったグラキリスを池上さんがカットして着生させたハイブリッドプランツ。

北原:プランツ・カルチャーを広めているお二人から見て、植物によるライフスタイルへの影響はどんなものがありますか?

大原:家時間が楽しくなるのは勿論ですが、生活がめちゃくちゃ健康的になります!

北原:そうなんですか!?

池上:なります! ライフサイクルの変化もありますし、何より植物ってパワーをくれるんですよ。

大原:賭け事とお酒に浸かってた人が植物にハマって健全になるパターンも多いです(笑)

北原:それウケますね~!

池上:そういった意味でも、多くの人に植物の魅力を知って欲しいですし、ハマって欲しいと思っています。

北原:凄まじい種類ですが、最初はどう選べば良いんですか? パッと見て「これ良いな!」みたいな感じ?

池上:それが一番です。育て方が難しい難しくないは二の次だと思ってて。

北原:そこから深掘りする人はしてください!と(笑)

池上:そうですね!

池上さんが「植物の洋服」と語るポット(鉢)もその精細さやこだわりなど日本製が世界を席巻中とのこと。
スタッズがCoolな左のふたつがCCCによる新作で、CCCとSLAVE OF PLANTSとのコラボレーションアイテムなどもポップアップで販売予定となります。右のプランツが多肉植物の代表格アガベ。

一過性のトレンドではなく、植物の素晴らしさをカルチャーとして根付かせて行きたいと語るお二人。
ファッション業界人ならではの感性や視点で、植物と鉢のコーディネートをはじめとした新たな仕掛けや発信をして行ってくれることでしょう。
ポップアップ開催初日の3月27日(土)は池上さん、大原さんも終日店頭にいらしてくださるという事で、ご興味の湧いた方はぜひ直接ディープな世界を体感、共有して頂ければと思います!

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Edit & Text by TETSUO KITAHARA