- Editor’s Pick - From TATRAS CONCEPT STORE

 

2021.03.19(Fri.) | Photography by Toyoaki Masuda Edit & Text by Shingo Sano

TCS Journalのエクスクルーシブなエディトリアルコンテンツ「THE EDGE」のエディターが、TATRAS CONCEPT STOREから気になるアイテムをピックアップ。近年のトレンドやものづくりの裏側を解説しながら、いまチェックすべきアイテムやブランドをリコメンドします。

「ア コールド ウォール」のシェルパーカ

シェルパーカ¥57,200

最先端の美意識と実用性を追求した、UKストリートからの回答

平日は朝から満員電車に乗って出勤して、夜に帰宅したら部屋着に着替えてリラックス。休日は出かけるからお洒落に気合を入れたいけど、その日の天気によってはスタイルをガラリと変える。日本では昔から「TPO」という言葉がよく使われてきましたが、自分が身に着けるアイテムをシーンや時間に合わせて選ぶことは、ファッションの大きな醍醐味のひとつです。しかし、テレワークが新しいスタンダードとなり、移動手段も自転車や車などの個人単位のスタイルが選ばれるようになったいま、対外的な見え方に重きを置いたこれまでのソーシャルなファッションよりも、自分の新しいライフスタイルのあらゆる場面にフィットしてくれる、パーソナルなファッションが求められるようになってきました。

その新時代の象徴と言えるのが、シェルパーカに代表される機能性アウターです。以前よりもシーンの境界が曖昧になったライフスタイルと呼応するように、ファッション性と実用性を両立させながら、あらゆるシーンをシームレスに繋いでくれる機能性アウターは、すでに現代社会のユニフォーム的な役割を担っています。

UKストリートシーンの急先鋒として、いまそのレベルをモードのメインストリームにまで高めようとしている「ア コールド ウォール」は、ミニマルかつコンテンポラリーなデザイン性と、フィールドでの実践的な機能性の両軸において、いま最も注目されているブランドのひとつ。些細なディテールにまで美意識が注ぎ込まれたシェルパーカは、自身のユニフォームとして偏愛するに値する、タイムレスな魅力溢れるアイテムです。

ライニングには繊細な光沢と滑らかな肌触りが特徴的な、高級感溢れる布帛を使用。スポーティなシェルパーカを、モードなラグジュアリーアイテムとして進化させています。

使用するほとんどのパーツにオリジナルのデザインを採用することで、どこを切り取っても絵力のある、唯一無二の世界観を構築。

「タトラス」のライトダウンジャケット

ライトダウンジャケット¥74,800

抜群の汎用性を誇る、万能ユーティリティプレイヤー

極寒の状況下でも高い保温性を保ちつつ、軽量で動きやすいのが魅力のダウンアイテム。それこそ真冬に長時間屋外で過ごす場合は、これほど頼りになるアイテムはなかなかありません。ただ、スペックが高ければ高いものほど、使えるシーンは意外と限られるのも事実。ダウンアイテムで一番幅広く使えて重宝するのは、インナーとしてもアウターとしても使えて、真夏以外のすべてのシーズンをカバーできるライトダウン。シェルパーカのライナーとして使うのはもちろんのこと、テーラードジャケットやコートのインナーとしてもかなり実用的。スエットパンツにもスラックスにも、幅広いスタイルに馴染んでくれる順応性の高さも魅力です。

一般的にライトダウンジャケットは、インナー使いを重視したシンプルなデザインが主流ですが、「タトラス」のライトダウンジャケットは、アウターとしてのデザイン性の高さにも拘っています。スリーブや胸のパッチポケットを上品な別生地で切り替えたり、フロントジップの持ち出し部分にパンチングでブランドロゴを施すなど、ぱっと見の華やかさはインナーとして使うにはもったいないほど。スタイリングの幅が広くて、シーンやシーズンを超えて使える汎用性の高さは、これからのもの選びの価値基準における一つのスタンダートと言えます。

すっきりと無駄のないミニマルなシルエットながら、カラー部分にはディタッチャブルのフードを搭載。撥水性の素材を使用しているため、ちょっとした雨でも安心して使えます。

タトラスのライトダウンジャケットは、そのほとんどがパッカブル仕様。車やオフィスのロッカーに保管しておけば、急な天候の変化にもスマートに対応できます。

「タトラス」のナイロンブルゾン

ナイロンブルゾン¥70,400

あらゆるニーズに対応できる、中庸という一つの完成形

近年、汎用性の高さでライトダウンジャケットとともに人気が急上昇しているのが、ストレッチ性の高いソフトシェルジャケット。上で紹介した「ア コールド ウォール」のように、耐久性と雨風への強さに特化したシャカシャカ素材のハードシェルとは違い、撥水性や保温性に優れながら、ストレッチの効いた柔らかい素材を採用することで、身体を動かしたときの動きやすさと、インナーとしての汎用性を高めたアイテムがソフトシェルジャケットです。

この「タトラス」の一着は同素材でパンツの展開もあり、セットアップとしても使えます。着心地重視のスウェット上下だとカジュアルな印象になりすぎることも多いですが、同じくノーストレスな着心地なのに、見た目の印象はしっかりスタイリッシュかつラグジュアリーなのがこの素材の魅力。表面のすべてのパーツを黒で統一したソリッドなデザインも、都会的でモダンな印象を与えます。

こちらのブルゾンも、フードをカラーに収納できる利便性の高いデザインを採用。フロントジップの脇にはビッグポケットが施されており、さり気ないデザインアクセントとなっています。

「タトラス」のブルゾンは、ほとんどのアイテムに吊り下げ用のフックを搭載。ハンガーがなくても、ちょっとした突起があればどこにでも吊るすことが可能です。このアイテムももちろんパッカブル仕様。