何十年もの時を経て出会う、ヴィンテージの魅力

何十年もの時を経て出会う、
ヴィンテージの魅力

スタイリスト酒井美方子氏とディレクター松本香織氏が、国内外から集めたヴィンテージやユーズド品、リメイク、オリジナルのアイテムをポップアップ形式で展開する【MAISON No.8】。カラフルで楽しいプリントもの、存在感のある小物など、宝箱に入ったかのようにワクワクさせてくれるアイテム達は、ヴィンテージ好きにも未経験者にも響くものばかり。今回はお二人に何十年もの時を経て蘇る名品の魅力や、オリジナルアイテムへのこだわりを伺いました。

気軽におしゃれができる
自然な流れで出会ったヴィンテージ

酒井氏:「20代の頃、海外に住んでいたこともあり、日本にいるよりも古着が身近な存在でした。今でいうプチプラ服がまだなかった時代に、手軽な価格帯で個性的なおしゃれができるアイテムとして、自然な流れで魅かれていきました。」

松本氏:「中学生の時から洋服が大好きでしたが、高校でアメリカに移り住んでから、初めて幅広いユーズド文化に触れて、古着を買うように。それからは、海外へ行く度にヴィンテージショップをチェックするようになりました。」

出会ったことに運命を感じる!?
一点モノこその魅力

安くて可愛い既製品が多くある中、基本的に一点モノという希少性もユーズド品の魅力の1つ。

酒井氏:「大量生産ではなく、基本的に1点しかなく、更に時を経て今もなお存在している希少性が魅力の1つ。またサイズも展開がないので体にぴたっと合ったらシンデレラのような喜びもあります! その時に買わないと一生出会えない可能性もあり、探している時、見つけた時、買った時、着ている時、全てにワクワクするのがヴィンテージなんです。」

松本氏:「プリントやシルエットが現代の量産品では不可能な凝ったものだったり、縫製を見ているだけでも面白い。私は、派手で個性的な組み合わせの配色が好きなのですが、そういったものが古着には多いんですよね。唯一無二な、人と被らないアイテムを見つけられます。」

ヴィンテージは、出会い
直感で買ったものは一生モノのパートナーに

松本氏:「20歳ぐらいの時に買ったエルメスのブレスレット、オールドエルメスのミッキーフェイスの時計、サンローランのコレクションピースなど。ときめき度が高ければ高いほど思い入れも強く、一生大事にしていきたいなと思える存在です。」

酒井氏:「洋服に限らず、色々見て回るのが好きなので、何かを探して買うのではなく、どこの国に行っても、ふらっとヴィンテージショップへ行き、「あっ!」と魅かれたアイテムを、直感を信じて買うんです。ヴィンテージは、出会い! 」

“何か面白いことをしたい”そんなワクワクから
始まった【MAISON No.8】

現在3年目となる【MAISON. No.8】。どのようなきっかけでヴィンテージショップを始めたのだろうか?

酒井氏:「香織さんが某ブランドのMDだった時、アドバイザーとして10年ほど前に出会い一緒に仕事をしていました。」

松本氏:「私は、古着が好きだけれど、古着を着たことがない人にも楽しさを知ってもらいたく、いつかはヴィンテージショップをやりたいと思っていました。なのでバイヤー時代から海外の蚤の市などに足を運び、アイテムを集めていたんです。それで2人で「何か面白いことをやりたいね! 」という話から、タイミングよく想いが重なったことが始まりです。」

着ていて楽しい、
大人が着られるアイテムをセレクト

カラフルで遊び心がありながら、きちんと大人でも着られるアイテムがセレクトされていることに古着好きからも定評が。

松本氏:「MAISON No.8らしい着ていて楽しいもの、その時のトレンドの気分を反映しつつ、感覚を大事にしながらバイイングしています。人気はプリントのワンピース、カラフルなシルクシャツ、コインネックレス、ハイブランドからノーブランドまであるスカーフです。」

酒井氏:「大人になると、コーディネートを冒険しなくなるけれど、そういう人も、キュンとなるような、大人でも欲しいと思えるヴィンテージを揃えています。今季から始めたオリジナルリメイクもすぐに売れてしまい数は少ないんですが、好評です。」

ヴィンテージの魅力を詰め込んだ、
オリジナルアイテムも充実

今季からは、ヴィンテージの魅力を熟知した2人だからこそ作れる、ワンピースやニット、ブラウスなどのオリジナルアイテムも登場!

酒井氏:「全身ヴィンテージはなかなかハードルが高いですよね? やっぱり今の気分も取り入れたいので、新しいものとヴィンテージのものをミックスしたコーディネートを提案できたらと思ってオリジナルを作り始めました。」

松本氏:「こんなに可愛いのに状態が悪いから着られないとか、サイズが細すぎてとか。ニットは状態が難しいものが古着には多いので、これを今着られるようにしたい。そういう想いもあります。」

酒井氏:「華やかだけれど着やすいもの。今っぽいフォルム。今年だったら丈を長くするなど。そういうところをこだわって作っています。」

松本氏:「私は生地が好きなので、生地ありきで、この生地ならこのアイテムと提案しています。」

宝探しをする感覚で、
気軽にふらっと立ち寄ってもらえたら

12/19~12/30まで、リニューアルオープンしたTATRAS CONCEPT STORE 青山店でポップアップが開催される。
次いで大阪店、日比谷店でも開催予定だ。

松本氏:「古着好きな人はもちろん、未経験者の人でも楽しんでもらえるようなラインナップです。基本的には1点ものなので、自分だけに似合う1着を見つける楽しさを体感してもらえたら嬉しいです。」

酒井氏:「デザインも色も多種多様なので、お店を気軽にのぞいてもらえたら、何かしらキュンとするものに出会えると思います。ハイブランドからノーブランドまであるので、買いやすいものが沢山ありますし、お家時間が多い今、ポスターなどのアートもインテリアとしておすすめです。
ご自身のお持ちの服に、1つヴィンテージをプラスするだけでコーディネートに新鮮さと深みがでるのがヴィンテージの楽しさ。主役アイテムだけじゃなく、バイプレイヤーとしても、いい仕事をしてくれるんですよ。」

ネットで色々な情報をリサーチでき、手軽にショッピングができる今だからこそ、自分にぴたりと合う1点モノのアイテムに出会えた時の嬉しさはひとしお。普遍的な愛されるヴィンテージアイテムは、一生モノのパートナーになるはず。

BRAND PROFILE

@maisonno.8

POP UP INFORMATION

TATRAS CONCEPT STORE

STAFF

Text by AYAKO AJISAWA

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