クラークスの傑作シューズが「今」アツい!

これだけ幅広い年代に愛される靴はあるのか!?

10代、20代、30代、40代、50代、60代…
ファッションアイテムにおいて、この年齢差をカバーできるモノは恐らく多くはないでしょう。
そんな中でも今回ご紹介させて頂きますシューズブランド“Clarks(クラークス)”がそこに当てはまると、私は自信を持って皆様にお伝えさせて頂きます。
1825年に英国で生まれたクラークスは、40年後の1966年に傑作シューズを生み出しました。
そうです。クラークスと言えばの逸品“ワラビー”の誕生です。
そして日本では90年代に伝説的なブームを巻き起こし…今また…

-モチーフはカンガルーのおなか?-

ワラビーのカタチって独特ですよね。
甲部分を縁取ったU字型のステッチワークに、天然ゴムのクレープソール。
そう、ひと目でそれと分かるアイコニックなスタイル。
なんでもカンガルー科のワラビーがおなかの袋で子供を育てる様に、足をやさしく包み込む履き心地からその名前が付けられたとか。
確かにこの角ばったつま先、普通のプレーントゥに比べて足先の空間が広く、ほど良く包み込まれながら長時間歩いてもつま先が痛くならないんです。
さらにこのクレープソール。ただのゴム(笑)。 されどゴム。
現代のハイスペックなクッショニングテクノロジーの原点でもある、ゴム本来の弾力性だけで衝撃を吸収するローテクっぷり。
でも何故かクセになるクッション性と柔軟性は是非一度履いてその良さを味わって頂きたいものです。

-何故また今なのか?-

巷に吹き荒れる90年代ブーム。
2014年あたりのノームコアファッション(究極の普通)と呼ばれるシンプルで個性を消したスタイルが流行り、その反動で個性を主張する1990年代のファッションがリバイバルブームとなりました。
ちょうど日本ではバブルが崩壊し、それまでの派手な装飾や高級志向を否定するように、Tシャツにデニムなどのストリート、スポーツ、古着のファッションスタイルが流行りました。

「アメカジ」なんて言葉が一般的になったのもこの時代。
そのアメカジスタイルに当時の若者がこぞって取り入れていたのがクラークスのワラビー。
ラルフローレンに501にワラビーなんてドストライク(笑)。
この90年代リバイバルのトレンドをいち早く現代のスケーターがストリートファッションに取り入れたのが2020年のワラビーブームの始まり。
さらにブランドからも当時無かったブラックアッパーにブラックソール、ハイブリッドなGORE-TEXにVibramソールの最強タッグを引き連れバージョンアップして登場!
これはもう見逃せないでしょう。

-年齢とスタイルを全方向カバーできるポテンシャル-

スニーカーブーム…ちょっと疲れましたよね。
スニーカーだと子供っぽくなってしまうし、でも革靴までカチッとしたい気分でもない。
そんなわがままを叶えてくれるのが“ワラビー”。
しかも素材に幅が広がった事で、トラッド、アメカジ、ストリート、ハイファッションまでその守備範囲は驚くほど広く、カジュアルシーンでは敵なしかと。
20代には新鮮に思うままに取り入れてほしいし、30代以上は懐かしさを感じながら「今」のスタイルに取り入れてほしい。
きっとどちらも新しい発見があるはずです。

2020年のクラークス、是非お試しあれ。

TATRAS CONCEPT STORE

STAFF

Text by TORU ISHIDA (TATRAS INTERNATIONAL Men's Buyer)

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